1. 内部構造と動作原理
MLCCは積層セラミックコンデンサです 積層チップセラミックコンデンサ
静電容量値を決定する主なパラメータは次のとおりです。
真空の誘電率
比誘電率 K: MLCC に使用される材料に関連する定数
有効断面積S
誘電体層の厚さ d
積層数 N
したがって、MLCCの面積が大きくなり、積層数が増えるほど、MLCCの静電容量は大きくなります。
2. MLCCのハウリングの原因
MLCC は PCB に取り付けられていますが、MLCC の誘電体層は誘電率のある材料で構成されており、一定の圧電効果を持っているため、MLCC に一方向の電圧を印加すると逆圧電効果が生じます。MLCCに交流が印加されると、正の圧電効果と逆の圧電効果が交互に発生し、PCB基板が振動し、その周波数が聞こえると笛が鳴ります。
3.解決策
3.1MLCCの配置
基板の表裏に同じMLCCを配置することで振動を打ち消し合います。
3.2MLCC材質
誘電率が小さい MLCC は、順方向および逆方向の圧電効果の変形を軽減できます。
3.3MLCCの構造
平行方向や基板方向では逆圧電効果変化の影響が大きくなるため、電極間距離を短くすることができます。
3.4MLCCの設置方法
金属フレームを使用すると、圧電効果による振動を軽減できます。
3.5 周波数を調整する
周波数を調整することで、20〜20KHzの可聴音範囲を回避できます。