Java プログラムを開発するには、JDK が提供する開発ツール (javac.exe、java.exe などのコマンド) を使用する必要があり、これらのツールは JDK インストール ディレクトリの bin ディレクトリにあります。変数の場合、これらのコマンドはこのディレクトリでのみ使用できます。すべての Java ファイルを JDK の bin ディレクトリに置くことは不可能なので、環境変数を設定する役割は、bin ディレクトリ内の Java 関連のコマンドをどのディレクトリでも使用できるようにすることです。
PATH環境変数
PATH 環境変数は、一連のコマンド (実行可能プログラム) のパスを保存するために使用されます。各パスはセミコロンで区切られます。コマンド ライン ウィンドウでコマンドを実行すると、オペレーティング システムはまず現在のディレクトリでコマンドに対応する実行可能ファイルを検索します。見つからない場合は、PATH で定義されたパスでファイルの検索を続けます。環境変数。それでも見つからない場合、システムはエラーを報告します。システムの PATH 環境変数を設定する手順は次のとおりです。
(1) Windowsのシステムプロパティで環境変数を確認する
デスクトップ上の「コンピュータ」を右クリック→「プロパティ」を選択し、ポップアップシステムウィンドウの左側にある「システムの詳細設定」オプションを選択します。システムのプロパティダイアログボックスが表示されます。「詳細設定」の下にある「環境変数」ボタンをクリックします。システムのプロパティダイアログボックスの「」タブをクリックすると、「環境変数」ダイアログボックスが表示されます。
ステップ 2: PATH システム環境変数を設定する
システム変数ダイアログボックスで、システム変数エリアからPATHという名前のシステム変数を選択し、「編集」ボタンをクリックすると、右側の環境変数編集ダイアログボックスが表示されます。
[新規] ボタンをクリックし、ポップアップ入力ボックスに javac コマンドが配置されているパス (例: C:\Program\FilesVava\jdk-11.0.11\bin) を追加します。
ステップ 3: PATH システム環境変数を表示する
コマンド ライン ウィンドウを開き、set を実行すると、設定後の PATH コマンド内の PATH 変数の変数値が表示されます。環境変数にはjavacコマンドのパス情報が表示されます。
ステップ 4: PATH システム環境変数が設定されていることを確認する
コマンド ライン ウィンドウで javac コマンドを実行し、ヘルプ情報が正常に表示されれば、システムの PATH 環境変数は正常に設定されており、システムは PATH 環境変数の設定を永続的に保存します。
CLASSPATH 環境変数の概要
CLASSPATH 環境変数は、一連のクラス パッケージのパスを保存するために使用され、PATH 環境変数とまったく同じ方法で表示および設定されます。Java 仮想マシンはクラスを実行する必要がある場合、CLASSPATH 環境変数で定義されたパスの下で必要な .class ファイルとクラス パッケージを検索します。
Java 仮想マシンが必要なクラス ファイルを見つけるには、CLASSPATH 環境変数を設定し、HelloWorld.class ファイル パスを保存する必要があります。コマンドラインウィンドウで次のコマンドを実行します。
set CLASSPATH=C:\Program FilesVavaljdk-11.0.11\bin
上記のコマンドを実行した後、再度 java HelloWorld コマンドを実行してプログラムを実行します。
コマンドの実行結果:
java HelloWorld コマンドを実行してプログラムを実行すると、結果が次の図に示されます。
上の図からわかるように、Java HelloWorld コマンドは正常に実行され、「hello world」の結果が出力されます。コマンド ウィンドウで CLASSPATH を設定すると、プログラムは CLASSPATH 設定に従って指定されたディレクトリでクラス ファイルを検索します。そのため、C ドライブのルート ディレクトリに HelloWorld.class ファイルがなくても、Java HelloWorld コマンドでクラス ファイルを検索できます。それでも正しく実行されます。