派生クラスのコピーコンストラクター
派生クラスがコピーコンストラクターを定義しない場合
- コンパイラーは、必要に応じて暗黙的なコピーコンストラクターを生成します。
- まず、基本クラスのコピーコンストラクターを呼び出します。
- 次に、派生クラスの新しく追加されたメンバーのレプリケーションを実行します。
派生クラスがコピーコンストラクターを定義する場合
- 通常、基本クラスのコピーコンストラクターにパラメーターを渡す必要があります。
- コピーコンストラクターは1つのパラメーターのみを受け入れることができます。これは、派生クラスによって定義されたメンバーを初期化するために使用され、基本クラスのコピーコンストラクターにも渡されます。
- 基本クラスのコピーコンストラクターのパラメーターの型は基本クラスオブジェクトの参照であり、実際のパラメーターは派生クラスオブジェクトの参照にすることができます
- 例:C :: C(const C&c1):B(c1){...}
派生クラスのデストラクター
- デストラクタは継承されず、派生クラスは必要に応じて独自のデストラクタを宣言する必要があります。
- 宣言メソッドは継承のないクラスのデストラクタと同じです。
- 基本クラスのデストラクタを明示的に呼び出す必要はありません。システムは自動的にそれを暗黙的に呼び出します。
- 派生クラスのデストラクタの本体が最初に実行され、次に基本クラスのデストラクタが呼び出されます。
派生オブジェクトの破棄の例
#include <iostream>
using namespace std;
class Base1 {
public:
Base1(int i)
{ cout << "Constructing Base1 " << i << endl; }
~Base1() { cout << "Destructing Base1" << endl; }
};
class Base2 {
public:
Base2(int j)
{ cout << "Constructing Base2 " << j << endl; }
~Base2() { cout << "Destructing Base2" << endl; }
};
class Base3 {
public:
Base3() { cout << "Constructing Base3 *" << endl; }
~Base3() { cout << "Destructing Base3" << endl; }
};
class Derived: public Base2, public Base1, public Base3 {
public:
Derived(int a, int b, int c, int d): Base1(a), member2(d), member1(c), Base2(b)
{ }
private:
Base1 member1;
Base2 member2;
Base3 member3;
};
int main() {
Derived obj(1, 2, 3, 4);
return 0;
}