P4D の概要:
P4D (Python for Delphi) は、Delphi 開発環境に Python を組み込むためのテクノロジーです。これにより、開発者は Python 言語を使用してスクリプトとモジュールを作成し、それらを Delphi アプリケーションに統合できます。これにより、開発者は Python の機能を利用して、Delphi の高速性と信頼性を維持しながら、Delphi アプリケーションの機能を拡張および強化できます。P4D を使用すると、開発者は Delphi の Python インタープリタと標準ライブラリに加え、サードパーティの Python ライブラリも使用できるため、Python スクリプトとアプリケーションの迅速な開発と統合が可能になります。P4D は、開発者が P4D を使い始めるのに役立つ広範なドキュメントと例を提供するオープン ソース プロジェクトです。
よくある問題:
P4D を使用して Python を Delphi アプリケーションに埋め込むと、文字化けが発生する場合があります。これは通常、Python と Delphi が異なる文字エンコーディングを使用していることが原因です。たとえば、Python はデフォルトで UTF-8 エンコードを使用しますが、Delphi はデフォルトで ANSI エンコードを使用します。Delphi アプリケーションに Python コードを埋め込むときに、コードに ANSI 以外の文字が含まれていると、文字化けが発生する可能性があります。
解決策:
これを回避するために、開発者は P4D で Unicode 文字列を取得し、ANSI 文字列に変換できます。さらに、UTF8Encode や UTF8Decode などの関連エンコード変換関数を使用して、文字化けの発生を避けるために、UTF-8 でエンコードされた文字列を ANSI または Unicode エンコードに変換することもできます。
具体的な方法:
メモコンポーネントがコードをロードするときは、utf8に従ってロードします。
Memo1.Lines.LoadFromFile( 'c:\pythoncode\new\'+ListBox1.Items[ListBox1.ItemIndex],TEncoding.UTF8);
PythonEngine1.ExecStrings( Memo1.Lines);