概要概要
簡単に言うと、スワップパーティションは、未使用のメモリコンテンツを一時的に保存する場所です。
プログラムに表示されるメモリサイズは、実際にコンピュータに残っているメモリサイズとは異なります。
ハードディスクのメモリに何かを一時的に保存することで(ハードディスクの一部をメモリとして使用することで)、プログラムに実際のメモリよりも大きなメモリのような錯覚を起こさせるスキルがあります。
たとえば、コンピュータにインストールされている実際のメモリは10GBです。
通常の状況では、同時に実行できるプログラムは10GBのRAMですよね。6GBのメモリを使用するプログラムと4GBを使用するプログラムは同時に実行できます。6GBプログラムと5GBプログラムを同時に実行することはできません。1GB未満だからです。
ただし、使用されるメモリには、6GBのプログラムと5GBのプログラムを同時に実行する機能があります。
まず、6GBのメモリを使用するプログラム1を起動します。このようにして、6GBのRAMが使用されます。
次に、6 GBでは、使用頻度の低い1GBの部分がハードディスクに配置されます。最初は、6GBのRAMを使用していました。メモリ5GBとハードディスク1GBに分割します。
その場合、メモリの空き部分は5GBです。5GBのメモリを使用するプログラムを起動できます2。
ちなみに、ハードディスクに保存されている1GBのプログラム1を使いたい場合はどうでしょうか。使用するときはメモリに入れる必要があります。ただし、メモリは10 GBで、完全に使用されています。
この場合、プログラム2からハードディスク1GBに転送します。プログラム2は5GBのメモリを使用します。メモリ4GBとハードディスク1GBに転送します。
このようにして、メモリには1GBの空き容量を確保できます。
プログラム1で使用した1GBをこの空き部分に転送します。
実際のメモリが10GBの場合でも、合計11GBのメモリを使用するプログラムを実行できます。これは、11GBのRAMを搭載しているのと同じです。
実際のメモリは10GBです。ただし、プログラムは11GBのメモリを使用します。「プログラムから見たメモリは11GBです」と言えます。
そのため、このストーリーでは、コンピュータがメモリの未使用部分をハードディスクに転送しました。
このとき使用するハードディスク内の場所、つまり「メモリの代わりに使用するハードディスクの部分」は「スワップパーティション」です。
やっと
「スワップパーティション」という言葉が出てきたら、「ここはメモリの内容を一時的に保存する場所です〜」と考えてみてください。