Spring Cloud Gateway には、ニーズに応じて動作をカスタマイズおよび調整できるように、さまざまな構成オプションが用意されています。一般的な構成オプションをいくつか示します。
-
ルーティング構成:
spring.cloud.gateway.routes
プロパティを使用して、ゲートウェイのルーティング ルールを構成できます。ルーティング ルールを定義すると、受信リクエストを適切なバックエンド サービスにマッピングできます。 -
負荷分散構成: リクエストを複数のバックエンド サービス インスタンス間で分散できるように、ゲートウェイで使用される負荷分散戦略を構成できます。プロパティは関連する構成に使用できます
spring.cloud.gateway.loadbalancer.*
。 -
フィルター構成: ゲートウェイはフィルターのチェーンを使用して、受信リクエストと応答を処理します。フィルターの順序を構成したり、カスタム フィルターを追加したり、フィルターのパラメーターを調整したりできます。プロパティは関連する構成に使用できます
spring.cloud.gateway.filter.*
。 -
TLS/SSL 構成: ゲートウェイがバックエンド サービスとの HTTPS 通信を必要とする場合は、信頼できる証明書、ハンドシェイク タイムアウトなどの TLS/SSL 関連プロパティを構成できます。プロパティは関連する構成に使用できます
spring.cloud.gateway.httpclient.ssl.*
。 -
モニタリングとメトリクスの構成: ゲートウェイのモニタリングとメトリクス機能を有効にして、リクエスト トラフィック、パフォーマンス、エラーに関する統計を収集して表示できます。関連する設定は、
spring.cloud.gateway.metrics.*
およびプロパティを使用して実行できます。spring.cloud.gateway.actuator.*
-
認証と認可の構成: ゲートウェイで認証と認可が必要な場合は、JWT トークンベースの認証、OAuth2 認可などの関連する認証と認可戦略を構成できます。
-
高可用性とフォールト トレランスの構成: 動的ルーティングのサービス登録と検出の使用など、高可用性とフォールト トレランスを実現するようにゲートウェイを構成できます。