FTPファイルサーバーの導入

次の手順では、例として Ubuntu システムでの展開を取り上げます。

1. vsftpd ソフトウェアをインストールする

Linux システムでは、パッケージ マネージャーを使用して vsftpd ソフトウェアをインストールできます。

sudo apt-get install vsftpd

2. vsftpd ソフトウェアを構成する

vsftpd ソフトウェアをインストールした後、設定する必要があります。Ubuntu システムでは、構成ファイルは /etc/vsftpd.conf にあります。構成ファイルは次のコマンドで開くことができます。

sudo nano /etc/vsftpd.conf

構成ファイルでは、FTP サーバーが使用するポートの設定、匿名アクセスを許可するかどうかなど、多くのオプションを設定できます。ここでは、最も基本的な設定の一部のみを説明します。

2.1 FTPユーザーの設定

次の行を構成ファイルに追加して、FTP サーバーのデフォルトのログイン ユーザー名とパスワードを設定します。

anonymous_enable=NO
local_enable=YES
write_enable=YES
local_umask=022
dirmessage_enable=YES
use_localtime=YES
xferlog_enable=YES
connect_from_port_20=YES
chroot_local_user=YES
secure_chroot_dir=/var/run/vsftpd/empty
pam_service_name=vsftpd
rsa_cert_file=/etc/ssl/certs/ssl-cert-snakeoil.pem
rsa_private_key_file=/etc/ssl/private/ssl-cert-snakeoil.key
ssl_enable=NO
pasv_enable=Yes
pasv_min_port=40000
pasv_max_port=50000
userlist_enable=YES
userlist_file=/etc/vsftpd.user_list
userlist_deny=NO

このうち userlist_file オプションは、FTP ユーザーのログイン ユーザー名を保存するために使用されるユーザー リスト ファイルを指定します。ユーザーリストファイルは次のコマンドで作成できます。

sudo touch /etc/vsftpd.user_list

次に、次のコマンドを使用して FTP ユーザー (たとえば、ユーザー名は ftpuser) を追加できます。

sudo sh -c 'echo "ftpuser" >> /etc/vsftpd.user_list'
sudo useradd -m ftpuser -s /bin/bash
sudo passwd ftpuser

2.2 FTPルートディレクトリの設定

次の行を構成ファイルに追加して、FTP ルート ディレクトリを設定します。

local_root=/home/ftpuser

/home/ftpuser は、FTP ルート ディレクトリとして使用する任意のディレクトリに置き換えることができます。

2.3 ファイアウォールの設定

Linux システムでファイアウォールが有効になっている場合は、FTP サーバーが使用するポート (デフォルトでは 21) をファイアウォールで開く必要があります。Ubuntu システムを例に挙げると、次のコマンドを使用して FTP ポートを開くことができます。

sudo ufw allow ftp

3. FTPサーバーを起動します

構成が完了したら、次のコマンドを使用して FTP サーバーを起動できます。

sudo service vsftpd start

これで FTP サーバーを使用できるようになりました。任意の FTP クライアント (FileZilla など) を使用して FTP サーバーに接続し、FTP ユーザーのログイン資格情報でログインできます。

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転載: blog.csdn.net/weixin_47450720/article/details/129416155