DevExpress WinForms v23.1 の新機能の概要 - システムのアクセントカラーの変更をサポート

DevExpress WinForm の次のメジャーバージョン (v23.1) は 6 月頃にリリースされる予定で、この記事では早期アクセスプレビュー (EAP) に含まれる新機能を紹介します。

PS: DevExpress WinForm には 180 以上のコンポーネントと UI ライブラリがあり、 Windows フォームプラットフォーム用の影響力のあるビジネスソリューションを作成できます。DevExpress WinForm は、 Office スタイルのインターフェイスでも、大量のビジネスデータの分析と処理でも、スムーズで美しく、使いやすいアプリケーションを完璧に構築できます。

DevExpress v22.2 正式バージョンのダウンロードを入手します(Q 技術情報: 523159565)

SVG スキンのシステムアクセントカラーとカスタムアクセントカラー

エンドユーザーが Microsoft Windows OS でアクセントカラーを変更すると、DevExpress ベクタースキンで関連付けられた色を変更できるようになりました。WindowsFormsSettings.TrackWindowsAccentColor 設定をアクティブにしてこのオプションを有効にします。

using DevExpress.Utils;
using DevExpress.XtraEditors;

static void Main() {
Application.EnableVisualStyles();
Application.SetCompatibleTextRenderingDefault(false);
WindowsFormsSettings.TrackWindowsAccentColor = DefaultBoolean.True;
Application.Run(new Form1());
}

ユーザーはカスタムのアクセントカラーを指定して、希望の外観を動的に適用することもできます。

DevExpress.XtraEditors.WindowsFormsSettings.SetAccentColor(Color.FromArgb(16,124,65));

「ベジェ」スキンは 2 番目のアクセントカラーをサポートしています。2 番目のアクセントカラーを指定するには、WindowsFormsSettings.SetAccentColor2 メソッドを使用します。

WindowsFormsSettings.TrackWindowsAccentColor 設定は、ハイコントラストスキンでは機能しません。

Windows オペレーティングシステムでのデフォルトのアプリケーションモードのサポート

この新機能を使用すると、ユーザーの Windows フォームアプリケーションは、Microsoft Windows のデフォルトのアプリケーションモード設定に基づいて、明るいカラーパレットまたは暗いカラーパレットを自動的に適用できます (スキンギャラリーには明るいカラーパレットまたは暗いカラーパレットのみが表示されます)。

この機能を有効にするには、WindowsFormsSettings.TrackWindowsAppMode プロパティを使用します。

using DevExpress.XtraEditors;

static void Main() {
Application.EnableVisualStyles();
Application.SetCompatibleTextRenderingDefault(false);
WindowsFormsSettings.TrackWindowsAppMode = DevExpress.Utils.DefaultBoolean.True;
Application.Run(new Form1());
}

*WXI、Basic、および Bezier スキンで利用可能です。

WinForms ルックアップエディターでの複数項目の選択

WinForms ルックアップエディターは複数選択モードをサポートしています。find を使用すると、チェックボックスセレクター列が表示され、ユーザーは複数の項目を簡単に選択できるようになります。ユーザーは、選択したアイテムをルックアップで保存する方法 (オブジェクトのリストとして、または CSV 文字列として) を指定することもできます。

新しい API には次のものが含まれます。

EditValueType - 複数選択モードを有効にし、選択した項目をルックアップで保存する方法を指定します。
CheckBoxSelectorMember - 選択された項目ステータスを持つデータソース内のフィールドの名前を指定します。
SelectionChanging - ユーザーがドロップダウンメニューで項目を選択する前に発生し、アクションをキャンセルできるようにします。
SelectionChanged - ユーザーがドロップダウンメニューで項目を選択すると発生します。

WinForms リボン UI — Office 365 スタイル

WinForms リボンコントロールには、新しい Office 365 レンダリングスタイルが付属しています。

新しい Office 365 スタイルを使用すると、リボンコントロールのリボンフォームの上部に検索ボックスが表示され、リボン UI の右下にリボンオプションが表示されます。

using DevExpress.XtraBars.Ribbon;

ribbonControl.RibbonStyle = RibbonControlStyle.Office365;

次の API を使用して、他のリボンスタイルで新しい UI 拡張機能を有効にします。

RibbonControl.OptionsExpandCollapseMenu - 「リボンの表示」の可用性とアクションの設定を取得します。
RibbonControl.ExpandCollapseMenuShowing - 開発者が「リボンの表示」メニューをカスタマイズしたり、特定の条件に基づいてメニューが表示されないようにしたりできるようにします。
ibbonControl.SearchItemPosition - 検索ボックスの位置を指定します。

リボンメッセージバーにリマインダーを表示する

Office にインスピレーションを得たポップアップ通知とアラートを表示するための新しい API が v23.1 に実装されました。

using DevExpress.XtraBars.Ribbon;

void ShowMessage() {
RibbonMessageArgs args = new RibbonMessageArgs();
args.Caption = "What's New";
args.Text = "Explore new WinForms-related features we expect to introduce in our first major update this year (v23.1).";
args.Icon = MessageBoxIcon.Information;
args.Buttons = new DialogResult[] { DialogResult.OK };
args.Showing += Args_Showing;
Ribbon.ShowMessage(args);
Ribbon.MessageClosed += Ribbon_MessageClosed;
}
void Ribbon_MessageClosed(object sender, RibbonMessageClosedArgs e) {
if(e.Result == DialogResult.OK)
Data.Utils.SafeProcess.Start("https://community.devexpress.com/blogs/winforms/archive/2023/02/16/devexpress-winforms-roadmap-23-1.aspx");
}
void Args_Showing(object sender, RibbonMessageShowingArgs e) {
e.Buttons[DialogResult.OK].Caption = "Explore Roadmap";
}

新しい API には次のものが含まれます。

ibbonControl.ShowMessage - メッセージバーにメッセージを表示します。
ibbonControl.CloseMessage - 指定されたメッセージを閉じます。
RibbonControl.MessageClosed - メッセージが閉じられた後に発生し、ボタンのクリックを処理できるようにします。
ibbonControl.Messages - メッセージバーに表示されるメッセージのセットを取得します。

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