Fedora 37はこの秋にリリースされる予定であり、このリリースではデフォルトでGTKベースのAnacondaインストーラーが引き続き使用されますが、最近、WebベースのAnacondaインストーラーのパブリックプレビューを提案する提案がコミュニティから出てきました。
提案された変更は、Fedora Engineering and Steering Committee(FESCo)によって正式に承認される必要がありますが、これはRed Hatによって開発されている実験的な機能であるため、Fedora37はプレビューのリズムを維持します。開発チームが新しいFedoraインストールのためにこの新しいAnacondaUIにいつ移行する準備ができているかは不明ですが、UI自体はまだ活発に開発中です。
今年の初め、Red HatのAnacondaチームは、 AnacondaインストーラーがWebベースのUIに移行することを発表し ました。これは、新しいユーザーインターフェイスをよりモダンにすることを目的として、既存のGTKベースのAnacondaインストーラーインターフェイスに代わるものです。革新的です。Web UIは、Red Hatのコックピットプロジェクトに基づいて構築されており、適切に統合されています。また、Web UIはブラウザーベースであるため、リモートインストールの使用が容易になります。
以下は、5月現在のAnacondaWebUIです。
Anaconda Web UIの利点については、その開発チームは次のように考えています。
画面レイアウトは、最新のUXデザインガイドラインに基づいており、新しいインターフェイスのユーザビリティテストと広範なシミュレーション作業も行っています。
より近代的な主流のUIテクノロジーと強力なコックピットテストツール(豊富な単体テストとピクセルテストフレームワーク)の選択のおかげで、開発者のエクスペリエンスも向上しました。Web UIのステートレスな性質により、ライブコーディングに近いUI開発が可能になります。これにより、Anacondaチーム、プラグイン開発者、および関心のある貢献者がAnacondaWebUIで開発しやすくなるだけではありません。
さらに、リモートWeb UIアクセスは、VNCベースのリモートGUIインストールサポートよりも優れたエクスペリエンスを提供する必要があります。ローカルレンダリングは必要ないため、限られたハードウェアに最小限のインストールイメージでリモート駆動のGUIインストールが可能です。