ファイルとサブディレクトリの内容をすべてのユーザの読み取り、書き込み、および実行のアクセス許可に設定するには、chmod
コマンドを使用します。
変更するファイルとサブディレクトリへのパスが であると仮定すると/path/to/file_or_directory
、次のコマンドを実行できます。
chmod -R 777 /path/to/file_or_directory
ここでのオプションは-R
、ディレクトリおよびサブディレクトリのアクセス許可を再帰的に変更することを表します。777
すべてのユーザーに読み取り、書き込み、および実行の権限が与えられていることを示します。すべてのユーザーに完全なアクセス許可を与えるとセキュリティ上のリスクが生じる可能性があるため、このコマンドは注意して使用してください。
ファイルとディレクトリの所有者、グループ、およびその他のユーザーに異なるアクセス許可を与えるだけの場合は、アクセス許可番号のさまざまな組み合わせを使用できます。たとえば、chmod -R 755 /path/to/file_or_directory
所有者には読み取り、書き込み、実行のアクセス許可が与えられますが、読み取りと実行のアクセス許可はグループと他のユーザーにのみ与えられます。
コマンドの実行にはchmod
適切な権限が必要な場合があることに注意してください。ファイルまたはディレクトリの所有者またはスーパーユーザーではない場合は、( を使用して) 管理者としてコマンドを実行するか、sudo
システム管理者に問い合わせる必要がある場合があります。