オープンソース オペレーティング システム (Rocky Linux など) に基づいて Kubernetes (K8S) 高可用性クラスターを構築するには、一連の構成と手順が必要です。以下は、K8S 高可用性クラスターの構築を開始するのに役立つ簡単なチュートリアルです。
- 環境を準備します。
- 各ノードに Rocky Linux オペレーティング システムをインストールします。
- 各ノードに静的 IP アドレスを設定します。
- ノードが相互に通信できることを確認してください。
- Docker をインストールします。
- Kubernetes のコンテナ ランタイムとなる Docker を各ノードにインストールします。
-
次のコマンドを実行して Docker をインストールします。
sudo dnf install docker -y sudo systemctl enable --now docker
- Kubernetes をインストールします。
- Kubeadm ツールを使用して Kubernetes クラスターをインストールし、構成します。
-
すべてのノードで次のコマンドを実行して、Kubeadm、Kubelet、および Kubectl をインストールします。
sudo dnf install -y kubelet kubeadm kubectl sudo systemctl enable --now kubelet
- マスターノードを初期化します。
-
いずれかのノードで次のコマンドを実行して、Kubernetes マスター ノードを初期化します。
sudo kubeadm init --control-plane-endpoint <LOAD_BALANCER_DNS_NAME> --upload-certs
<LOAD_BALANCER_DNS_NAME>
は、ロード バランサーの DNS 名または IP アドレスに置き換えられます。
- クラスターネットワークを構成します。
- Web プラグイン (Calico、Flannel、Cilium など) を選択し、そのドキュメントに従って構成します。
- 選択したネットワーク プラグインのインストール コマンドを実行し、その指示に従って構成します。
- ワーカー ノードに参加します。
- 他のノードでマスター ノード初期化コマンドの出力を実行して、
kubeadm join
それらのノードを Kubernetes クラスターに参加させます。
- クラスターのステータスを確認します。
-
マスター ノードで次のコマンドを実行して、すべてのノードがクラスターに正常に参加していることを確認します。
kubectl get nodes
- 高可用性を構成します。
- トラフィックを Kubernetes マスター ノードに転送するようにロード バランサーを構成します。
-
マスター ノードで次のコマンドを実行して、マスター ノードのレプリカを追加します。
kubectl scale --replicas=3 deployment.apps/kube-apiserver -n kube-system
これは、Rocky Linux に基づいて Kubernetes 高可用性クラスターを構築するための簡単なチュートリアルです。具体的な手順は、Kubernetes のバージョン、ネットワーク プラグインの選択、環境構成によって異なる場合があることに注意してください。実際の構築プロセスでは、関連ドキュメントや公式ガイドを参照し、ニーズに応じて適切な調整や構成を行ってください。